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…side仁王…
俺の同じクラスの名字 名前がブンちゃんの幼なじみ、と言うのは遊んでいた女共からよぉ聞いとった。
大して可愛くもないくせに、等と悪態つく女は元々見れる顔でもないが更に醜くくなるのは笑えた。
人と関わりを持たない俺の唯一の居場所は部活のレギュラー陣。
特にブンちゃんとは親友というか悪友というか、とにかく特別仲が良かった。
そんなブンちゃんの幼なじみの陰口など聞きたくもない俺。
けれどブンちゃんが幼なじみの子が最優先なのを知っとぉ。 それはかなり気に食わない。
じゃから今まで幼なじみの女と話さなんだ。 無性にムカつくから、顔も見とうなかった。
なのに何故かいつも目で追っとぉ自分がいたのが不思議じゃった。 けれど決して悪い気分じゃなく幸せ、そんな気分じゃった。
そんな何とも言えない気分を数ヶ月堪能した、今から遡って半年前に見てしもうた。
俺が大事に思う部活の仲間がブンちゃんの幼なじみの子の下駄箱に何かを入れているところを。
…side仁王…終
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