長編 | ナノ

接近


いつものように雪菜と共に部活見学をして、帰り道にジローと話した内容を報告してまた明日報告することになった。



家に着いてからは、いつジローから連絡来ても言いように携帯を肌身離さずに持ち歩いて、ご飯やお風呂を早めに済ました。










ジローから連絡が来たのは21時前で、緊張のあまりに上擦った声で第一声を発してしまったけど
ジローは優しくフォローしてくれた。











他愛のない話をするジローに、緊張からまともに返せない私は適度に相打ちをうつことしか出来なくて、それでもジローは気を悪くした素振りもなく
まるで、夢のような幸せな一時だった。










小一時間ほど経って、そろそろ電話を切る雰囲気になったところで少しばかり間があいた。













「…今度の、日曜日って暇だったりするー?」



想像だにしていなかったお誘いに聞き間違いかとも思ったけど、再び聞かれて慌て暇だと言えば
じゃあデートしよと言われて本気で夢じゃないかと疑った。


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