長編 | ナノ

02


大好きな柳生くんからのせっかくの心遣い、お誘いを断れるはずもなく課題を手伝って頂く事にした。
















けれど
緊張のせいで頭が働かないし、柳生くんから目が離せない。

とどのつまり課題が出来る状態ではなくなった。



でも、せっかく手伝ってくれる柳生くんに申し訳無さ過ぎて必死に集中しようと試みる。


「あ、あの……。」
「どうかしましたか?」

耐えきれなくなり、おずおずと声をかけても気に障った様子はなく心配した趣で反応してくれた。















声をかけたものの会話の話題を考えていなかった私はとりあえずお礼を言う事にした。

「う、ううん!
てつ、手伝ってもらっ、て…。
あ、ありが…とう。」
「ああ、お気になさらず。
むしろ仁王くんに黙って二人きりになってしまって良かったものか…」

未だに慣れずに噛み噛みな言葉に嫌な顔をせず、にこりと微笑んでくれた。
カァァァと顔が赤くなっていくのが自分でも分かった。




しかし、次の…仁王くんを気にする発言に焦った。

変な誤解だけはして欲しくない。












「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -