長編 | ナノ

接触


「―――」
「――――!」
「―――」




良い具合に眠りについていたのに隣のベッドからであろう話し声に目が覚めた。

ここは保健室だし、まだ授業中なんだから静かにして欲しいのが本音だけど…。
そんな事が言えるはずもなく、どうにか再び眠ろうと模索する。


















が、一度目覚めてしまった以上は中々寝付けない。

























「――――!」
「――――――」

「―――っ」
「ジロー!」









寝付けない為に体勢を何度も変えていると、隣の誰かが良く知った名前を叫んでいた。

そう認識したと同時に、その名前の彼は私のいるベッドに倒れて来た。


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