長編 | ナノ

少女A


「失礼します。
3Bの名字名前です。
今月もベッド借りに来ました。」
「失礼しまーす。
同じく3Bの保健委員の秋野雪菜です。
今月も付き添って来ました。」


毎月の事なので保健室の先生にもばっちり記憶されている私たち。


なので名乗っただけでベッドを借りれちゃう私。
そこだけは他の生徒と違う点。















「じゃあ、またお昼に来るからね。」
「うん、ありがとう。」

利用者ノートに記入し終わった雪菜は手を振りながらまたね、と言って教室に戻って行った。



残った私は先生と少し話してからベッドで眠りについた。


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