少女A
「じゃあまたねー。」「また明日ね。」雪菜と私は途中から帰る方向が違う。私の家は雪菜と別れてから10分ほど歩いた場所に存在するが、雪菜はこの後電車も使って30分ほどかけて帰る。翌朝、いつものように昨日別れた場所で雪菜と合流して登校して朝練もばっちり見学した。その時僅かばかりのジローへの違和感を感じた。けれど、雪菜や他の見学に来た子たちもそんな素振りもなく、跡部君たちもいつも通りだったから気のせいだと思い授業を受けるべく校舎へ向かった。
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