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黄瀬が火神と私との関係を知った日から数日。

意外にも黄瀬から連絡がなく、かと言って私から出来る訳もない。



私がしないのは最後に見た黄瀬の冷たい視線からして、きっと黄瀬は私に嫌悪したのだと思ったのが大きな原因。

私が黄瀬を好きなのに偽りはないし、火神と同時に付き合った事に反省もしてない。
ただ、黄瀬にも火神にも嫌われたくないなんて都合の良い事を思ってて、
だから黄瀬の態度に少なからず傷ついてて、でも自業自得なのは分かってるから。
















そんなローテンションの私の帰路を阻むのは異様なテンションを見せる女生徒たちだった。

何事かと遠巻きに様子を窺っていれば、黄瀬の姿と火神の姿があった。

























結論から言えば、あの場から私は逃げた。

どう行動したら良いか分からなかったのもある。
でも一番はやはり二人の反応が怖かったから。





なのに、当たり前ながら事態は変わる。

悶々としながらも就寝しようと布団に潜って寝ようと試みていたらメールの着信が鳴り響いた。



















メールは二通届いていた。

心臓がバグバグしてる中送信者を見ると
予想していた黄瀬からと、…火神からだった。



どちらから見ようか迷った結果、火神から見る事にして火神からのメールを開封した。




"今から出てこれねー?

今佐藤んちの下にいる"

慌てて窓から見るも、私の部屋からでは姿を確認は出来なかったけど、支度しながらもう1通も開封した。

黄瀬からは
"今火神と話したんだけど
麗子の意見も聞きたい。"

と、あった。
今も二人一緒にいると考えて良さそうだ。





















身支度を整え終わって親に一言伝えてから玄関を開けると、門のそばで座り込んでいる黄瀬と火神の姿を発見した。

予想はしていたものの二人が一緒でより緊張を増した。






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