お泣きよかわいいこ
白い朝はまだ温かい
伏せた目はためらう魚
彼は愛すべき悪人
終わりから始まって行き先もないふたり
あなたと見たから血の色をした夕日すらうつくしく思えたのです
海がくれた慈愛をなくさずに持っている人
僕の大切な幻へ
彼は孤独な惑星
暗闇のなかさまようあなたの手を守ってあげる
女の子は弱い生きものだけど愛する人を優しい母親のように包むことならできるのです
愛にくわれてしぬ覚悟
依存のプール
愛情とさみしいの階級闘争
親愛のなきがら
振り返ればささやかでも歴史をつくってきたと気づけるよ
きみの寝てるところを見てみたくて
地球の引力と追いかけっこ
きみの声であいしてるって、ずいぶん都合のいい空耳だったなあ
うっすらと透ける足のない恋人
神様には止められたけどきみに会いたくて雲から飛び降りた
体温つたわらないハグ
見えないあなたにおやすみのキス
冷ややかな夜にぬくもりを感じるのは透明なあなたが隣にいるから
衛星の最期
きみはまもられている
空の飛びかた
しかばねを踏みこえて生きる人よその生を噛みしめなさい
目を閉じても光を感じるようにきみには辿るべき道がある
彼女のしあわせはもうずっと迷子
永遠をひとかけら掴んだ瞬間
すべてを捨てたくなってもきみのことだけはあきらめられなかった
かみさまの書斎に忍び込んであなたの運命を書きかえる
満たされない欲求がこころを揺すってぐらぐら
女の子は優しくされたくて首を傾げる
宇宙が怒る音
星が濡れてしまう
愛が消えるときこころの柔らかい部分が少しずつ欠けていく音がします
泣かないで愛するひと