虚像でごめんね
愛してたっていうのは嘘じゃないけど、いまも愛してるっていうの、あれは嘘だよ
ここじゃ涙しか飲めない
あなたを軽蔑してる
もういいどっかいって
なんで愛してくれないの
索漠に染み入る
憧憬を咀嚼
溶暗
瞳で笑って喉で泣くひと
撫でるてのひらはいつだって正直だったね
引いては寄せる記憶の波に飲まれているのは誰でしたか
君の唇は優しさで歯は砂糖で舌は嘘で出来てる
いつかのばかをゆるして
男のほうがばかなのかなあ
同情を包んでください
王はひとりで十分
おなかがいたい
影をのぞくのはおよし
永久不変の神話
発達不全の純情
湖畔で暮らそう
甘やかな抱擁に惨敗
かたみに恋
いつか君に故郷を見せてあげたい
目を伏せるのが上手になったね
無敗の微笑み
泣き侘ぶ
黒が似合うひと
躊躇いにさわらせて
あなたに甘やかされてみたい
もうさよならだって泣かずに言えるんだよ
うそじゃないのに
目をそらす癖はやめたのかい
ピンクと泳いだ浴槽
インフィニティラバー
融けては泡立つ夜明け前
シーツで夢の国をつくる
心臓をとりかえっこ
あたたかい深海が待ってる
もうすぐ撃墜
あなたの暗闇を抱いてみたいな
吐息をくっつけて眠りを分け合う夜
いまは君がくれる不完全な永遠が愛しい