鼓膜の奥のラブコール
愛らしさばつぐん
いとおしさ常習犯
もう見えない君が恋しい
さみしさの結露
蒸発したやさしい愛が朝日を浴びてきらきら輝いて見えました
抱きしめたひたむきさがくすぐったくていとおしい
瞼のうらで君とたわいのないワルツを踊る
愛された夢だきしめた幻
願望の海で少し眠ろう
牙をむく純粋
森羅万象を喰らえ
なまぬるい
堕落なんて怖くないけど倦怠だけは恐ろしいなあ
庇護のねむり
まだ立てませんか
依存する心臓
百億の夜も君とゆくなら
かなしみは見えないよう遠くに埋めてしまおうね
ひとりになって迷い子が泣く
心中はできないや
円盤世界のはしっこで
反響する記憶がこころの敵です
こうやって歯を立てても傷ついてくれもしないあなたがにくいよ
この爪ですら血が滲まないのはなんでなの
不思議と自身ばかりが傷ついてゆくのです
かしづくなら幸福が良い
幼い心のなか、まだけものは眠っている
夜が目を閉じたいまならあなたを捕まえられるかしら