狭い狭い教室
加害者の喜び
グッと唾を飲み込み
ゆっくりゆっくり目を閉じた

広い広い教室
被害者の怒り
キュッと唇を噛み締め
ゆっくりゆっくり目を開ける
僕が神になった。


喜怒哀楽を起動するくらい
呼吸を故郷に置いてきた
息を粋がって止めたとき
身体は辛いと言っていた
君が気味悪がったのなら
私の綿菓子あげるから
生死を制御できる時まで
時間を十分に下さい


少ない少ない人口
被害者の哀愁
1つ足音立てながら
ゆっくりゆっくり目を閉じる

少ない少ない人口
加害者の楽園
2つ足音立てたとき
ゆっくりゆっくり目を開く
僕は神をやめた。


喜怒哀楽を期待していた
世界は積極的過ぎて
夜に弱い心を隠すのは
朝が鮮やかに見えすぎたせいだ
話を離したばかりだから
言葉の孤独を理解した
睡眠薬と酸素を使って
死体を辞退したいのです


喜怒哀楽に振り回される
世界を嫌った僕だから
呼吸をするのが怖すぎて
鮮やかに見ないふりをした
気味悪いから近付けないけど
理解するつもりはないので
生死はまだ分けないでほしい
辞退させられてしまうから


僕には手が届かなかった
君は現実をみてたんだね
でも諦めが悪い僕は
また君に会いに来るよ。


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