童磨成り代わり

親から与えられたものはよくわからない宗教とこの綺麗な目だけ。名前すら与えられず教祖様と言われ続けていた。親は名前をくれるらしい。そう子供が知ったのはとある家族が自分に救いを求めてきた時であった。名前がない私の親は誰なのだろうと考える日々。親と子という関係はそれはそれは楽しそうなのである。寝食を共にすし、時には笑い合い怒り怒られ……。極楽は信じてはいないが、本当の親はどこかにいる。そう思いながら小さな子供は2つならんだ髑髏を戸棚に戻した。

子供が青年になったある時、1人の男が青年の目の前に現れた。こんな美人さんでも世の中苦労するんだな、話聞くだけで極楽に行けると思っている可哀想な人にはまぁ変わりないか。と思いながら適当に笑みを貼り付けて応対をする。おーよしよしつらかったね。なんて哀れんだ表情を浮かべながら頭を撫でてあげれば大人といえども堕ちるのだ。なんて浅ましい。バカみたいとせせら笑う青年。倫理観が欠如仕掛けているが、青年は未だに親を見つけられていないのだ。両親がいるから良心があると言う言葉は誰が言ったのかは定かではないが、青年には感情が少しかけていた。


話を戻すが、目の前の男性は初めは可哀想な雰囲気を出していたが段々と様子がおかしくなってきた。なんでだこの人割と真面目にやばいんじゃないかな、ここで死なれたら死体の処理とか困るなぁ。などとのほほんと青年が考えていると、男性が青年にこうといてきた。


「私の顔が青白く見え、哀れだと思うか?」


と。ぶっちゃけて言おう。青年からするとたとえ目の前の男の顔色が青くても黄色くても赤色でも黒色でも橙色でも心底どうでも良かった。哀れだと思えるのならそれはとてもできた人間なんだなとすら思う。青年に哀れという気持ちはわからない。可哀想だと言われたいのかと青年が聞くと男は首を横に振る。青年は答えもせずに「俺の目が虹色に見え、哀れだと思う?」という言葉を返した。途端目の前の男は笑い出す。哀れという感情は人に興味を持たれている証拠じゃないか、羨ましいね。と返すと男は渋い顔をしたが。男が青年に手を伸ばす。あー困っちゃうんだよね、タッチは事務所を通して……と言いかけた青年は男から目潰しを食らった。痛いわ。

「気に入った、お前には私の血を存分に分けてやろう」

俺一応神様だから人間の血なんて要らないと言いかけたが、男の血は青年の血を食らいつくし全て男の細胞へと作り替えた。唯一変わらないのは容姿ぐらいであろうか。あと無様な思考も変わってはいない。

「お前は今日から童磨だ、そう名付ける」

そう発した男に童磨と呼ばれた青年は興奮のあまりこう口にしてしまった。

──お父さん?と。



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設定的なやつ。

童磨成り代わり主


童磨に成り代わったけど、親の「お前は神の子」っていう押しつけに耐えられなかった。違うといえば怒られたし、殴られそうにもなったので「違うのになー、けど頷かないとどうなるか分からないし」とか思ってる。そしてそのうち親を親じゃないと思い始める。じゃあ親ってなんだろう!って考えた時にとある親が子供を名前で呼んでいるのを見て「そうだ俺に足りないのは名前じゃん!名前をくれた人が俺の親だね!」ってなった。

価値観を押し付けられるというのがトラウマなタメに原作のように自分の価値観の押しつけはしてこない。「あーうんうんそうだねー辛かったねー」とかいう。まぁ事情は人それぞれ。俺の極楽は黒糖饅頭を食うことだよ!って言ってる。鬼化したから童磨の極楽がどうなるか分からない。

見つかりもしない親を探しながらえっちらおっちら生きてたら無惨に血を与えられて鬼化。名前もくれた!つまり!!!この人!!!無惨様は!!!お父さん!!汝はお父さん!!!って感じで接していく。寂しかった人。自分の目玉は虹色のように綺麗だから喜んでくれるかな?と子供が親に自分の宝物を分けるように無惨に渡したら怒られた。悲しい。
甘え上手でありそうで甘えベタだったらいいな……。

こう……上弦の鬼達で家族ごっこして欲しいんだ……童磨末っ子でな…………。

カナエとはお友達になりましょ?って言われたからうん!お友達になるね!!やった!初めてのお友達だ!って喜んだ。幸せになぁれ……。

ちなみに無惨様には危機管理がなってないと怒られる。仲良くなぁれ……仲良くなぁれ……。頼むから鬼サイドに幸せが……さちがあらんことを…………。

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原作の童磨が目玉を率先とくれるのって多分、綺麗な石とか綺麗な花とか摘んで親に見せたがるのと同じだと思うんですよね。親が唯一褒めてくれたから。

ただ、童磨の親は童磨の目しか褒めていなかったとしたら(単行本にはまだ載っていないためわからない)多分、童磨の中で綺麗の物差しが「自分の目」以外知らなかったり……?(まだわからない)


目玉を褒めてもらったから多分目玉あげたら喜んでくれるんだろうな!って思ってる。と私は思ってます。
宗教と目玉しか親から貰ってないんだな……。教祖でありつづけた理由も親から貰ったからとかそういう理由だったら嬉しいですね(幻覚)

一緒に居られて嬉しいねぇって言った彼女の言葉と、一緒にいてあげる俺と一緒になろうには何が違うんでしょうか。

そう考えると、一緒にいて欲しかったのは童磨自身なのかもしれない……と思う今日この頃です。