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▼110702 今日も元気に生きています




汐里のおはなし。





以前言ってたと思うんですが、潮は過去にいろいろありまして、エルレイドがすこーしだけ苦手なんですよ。
それは弟である汐里に対しても変わることはなくて、成長したいまでも(いまだからこそ?)若干苦手なんです(苦手というか、おんなのこであったことにコンプレックスを持ってた潮は、男の子であった汐里を羨ましくあり妬ましかった、と思います)。
どう接すればいいのかわからない感じですね。
一方汐里のほうはというと、姉ちゃん大好きに育ちまして。
子供の頃から異色な存在だった潮に、尊敬というか憧れを抱いていました。
なんでかっつうと、自分を嫌いというか苦手としてるのにそれを表に出さないで、弱い自分を守ろうとしてくれてたから。
一緒にいるのもきついだろうに、傍にいて抱きしめててくれたから。
だれよりも近くで自分を見ててくれた潮を、汐里が嫌うはずがありません。ずっと一緒にいたくて、小さい頃は潮から離れませんでした。
潮が奏たちと出会って、一緒に旅に出ることにいちばん反対したかったのは汐里だったんです。
でもしませんでした。
自分といることで潮が笑わなくなったのを、だれよりも知ってたからです。
自分と離れて潮が昔みたいに笑ってくれるなら、汐里はそう思い、潮と離れる決意をします。一種の親離れですね(´ω`)
奏と扇、緋色に、また潮が笑ってくれるように、汐里は心の底からお願いして、潮と別れました。
別れてからしばらく、汐里は住んでたところから旅立ちました。潮がそうしたように、汐里も自分自身を変えたいと思ったからです。守られるばかりの自分が嫌で。自分も、姉のように誰かを守りたいと。
でも箱入り息子(笑)な汐里に行くとこがあるはずもなく、悩みに悩んで奏に相談します。実は連絡先交換してた的な。潮と同じくなんか抱えてそうな雰囲気を、汐里からも感じ取ってたんじゃないかな。ここに連絡しても悩み事は解決しないかもしれないけどしないよりはマシじゃないかな、とか言って。
で、紹介した先がSS軍のロンのとこだったりします。理由はそれとなくぼかして伝えてたり伝えてなかったり。言っても言わなくてもロンは気にしないと思うんですけどね。
最初はオルハとか七瀬とか(常識組)が困惑してそうですけど、ロンはいつも突発的なので、あーもう仕方ないか、ってそのうちあきらめます(^o^)

SS軍に入ってから、汐里と潮には一切接触がないんですが、汐里はいつか潮に会いたいと思っています。強くなって、潮に、ありがとう、色々迷惑かけてごめんって言いたいから。
潮のほうは複雑でしょうね。会いたいのと合いたくないの、半々くらい。いくら過去を捨てたっつっても弟だし、でも会ってどういう風に接すればいいのか分かんない感じ。
いつか、ふたりが笑顔で一緒にいられるようになってほしいもんです(´ω`)



潮の弟にすること思い付いた瞬間からここまで妄想した藤崎は潮好きすぎですね。知ってますけど。




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