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▼101228 君を連れてサテライト




ずっと自分のなかで考えてたことなんです。
潮のはなし。





潮は他のサーナイトとかキルリアとか、そこら辺の子たちと姿がちがう訳で。だからまあ、昔はいろいろあったんです。いろいろっていうのは、まあ、その、住んでたとこでいじめとか仲間はずれにされたりとか。
それに加えて、自分の親から「女の子はいらない」とか言われちゃって(潮は実は友人からの頂きっ子なんです。色違いの子なんて貴重な子もらっていいの?って聞いたときに、友人から「男の子(エルレイド)が欲しかったからいいよ」って言われたので)、昔は今とはぜんぜんちがったんです(いらないっつってもちゃんと愛情はいただいてました。ただ、最初の一言がずっとずっと潮の胸の奥に刺みたいに刺さってて、抜けなくなっていたんです)。
自分がされたやなことは他の人にしたくない子なので、自分のなかに溜めて溜めて、爆発寸前のところで奏たちに出会います。このときのパーティーは奏、緋色、扇。
奏は、一目で潮の心がこわれかけてることに気づきます。他のふたりもなんとなく。それくらいひどい状態だったんです、潮。
3人は話あって、潮を旅に連れていこうとします。潮は最初は迷ったんですけど(だっていらないって言われたって親だもん)、でもいまを変えたいって、自分を変えたいって強く強く願って。でも自分じゃ変えられないから、ずっと待ってたと思うんです。奏たちのこと。自分を変えてくれるひとのこと。自分じゃわからないうちに、無意識に。だから潮は思いきって親元を離れます。自分を変えるために。

旅に出てから、苑や準太、双子、二軍の女の子たち、たくさんのひとと出会って、潮はだんだん変わってくんですけど、まあこのはなしはまた今度。
昔のトラウマでちょっぴしエルレイドが苦手だと思います。エルレイド自体が苦手なんじゃなくて、エルレイドを見たときに昔の自分を思いだしちゃうから。でもまあ人見知りとかしない子なので、そこは悟られないようにさらっと流してると思います(^p^)

あとついでなんですけど、潮の名前は奏がつけました。過去のじぶんを捨てたいってことで、拾ってくれたっていうか助けてくれた奏に名付けをおねがいしたんです。
で、奏は「じゃあ潮」って5秒くらいで即答してます(笑)
なんでかっつったら、潮の髪が海みたいにきらきらしてたから。逆に奏はなんで潮の名前が海とかに関係してなかったのかふしぎに思ってました(^p^)
ちなみにもともとは"サラ"って名前でした。

ほかの子のこともいつか書きたいな〜









「声がね、」
「声?」
「そ。声が聞こえたんだ。助けてって。ここにいるからって」
「空耳かもしれないのに?」
「たとえ空耳だったとしても、女の子が助けを求めてるなら俺は。
絶対に、助けるよ。
地球の外にいたって魔王に捕まってたって地獄の奥底にいたって。
絶対に探しだして見つけだして、その涙を止めてあげる。
それが俺の存在理由なんだから」
「相変わらず馬鹿ね、あなた」
「馬鹿って知ってて、それでもついてきてくれたのは君だろ?」




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