僕達オルフェウスは決勝トーナメントには進んだけど、コトアール代表のリトルギガントに大差で負けた。必殺技を使っていないのにすごく強くて……。オルフェウスを僕達に任せてまた旅に出たキャプテンに申し訳なかった。



すっごく泣いたから、もう悔しいって気持ちはなくなりそうだった。
けど、決勝戦でイナズマジャパンと戦う約束してたから……特にフィディオは、楽しみにしてたし。僕も、あの人に会えるんだって思ってたから、残念。



「……そういうわけだから、ジャパンエリアに行こうと思う。みんなの意見が聞きたい」


フィディオは、決勝戦へと駒を進めたイナズマジャパンの練習を手伝おうといった。
たしかにリトルギガントと戦った僕達なら、いいアドバイスができるのかもしれない。
イタリア代表の座をかけて、ミスターKのチームと戦った時には、ちょうどアルゼンチン戦と重なっちゃって、主要選手を含む四人が出場できなかった。……せめてもの、お返しもかねて。



「いいんじゃないか? 11対11の練習だって、そうそうできないし」







「あーっ、フィディオ、アンジェロ! どうしたんだ、みんなして」
「うん、相談して、マモル達の練習相手になろうってことになったんだ。オレ達、リトルギガントと戦ったから、結構役に立つと思うよ」
「そっかあ、サンキュー、フィディオ! アンジェロも、ありがとな」


イナズマジャパンのキャプテン、エンドウ・マモルは僕を妹か弟みたいに扱う。
ブラージほどじゃないけど大きなキーパーの手が頭を乱暴に撫でると、きゅんってなる。
だから、僕はエンドウがだーいすき! ジャパンにはいい人がたくさんいるんだね!





20110106
円堂×アンジェロにチャレンジして失敗。+じゃないの、これ。もしくは←かな?



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