※源佐久、ニスリフ、テレエド混じり
※ギャグだけど下らない




「ど、どうしたんだよ風丸……」


オレは困っていた。
幼馴染みである風丸が背中に隠れている。風丸はよくも悪くも男前で、人影に隠れるような奴じゃないのに。


前を見ると、何やらこっちに向かってくる影がいくつか。あれは……



「エドガーに、佐久間に、オーストラリアの……」
「さあ、エンドウ。カゼマルを渡してもらおう」
「どうしたんだよ、エドガー。風丸を追い掛けたりなんかして」
「いいんだよそんなことどうでも! とにかく寄越せ!」
「誰か源田を呼んでこい」

差し詰め風丸は三人に追い掛けられて、自慢の足で逃げてきたって感じだろう。

「カゼマル、オレ達にだけ女装させて自分だけ逃げるなんて許さないぞ!」


ここでなんとなく話がわかってきたぞ。
どうやら四人で女装することになったらしくて、それで三人はしたけど風丸だけしなかったらしい。



「というわけで返してもらおう、円堂!」
「おいちょっと、誰か源田呼んで早く」
「円堂、頼むから佐久間達にオレを渡さないでくれ!」
「ミスター・エンドウ、誰の許可を得てリーフを連れ回しているんだ」
「エドガーも返してもらうぜ」
「遅れたな、円堂。どうしたんだ?」



そこには更にめんどくさい事態になる原因。
しかしそこで円堂は気がついた。まわりには美少年を侍らせていることに。



「そうだ、それなら風丸、この際だからもうさ、三人にまた女装してもらってさ、グループデートでもしようぜ!」
「ああ、それもいいな。折角珍しい顔が揃ってることだし」
「だろ?」



こうして超次元なハーレムは終わりを告げた。
しかし、それと同時に、超次元なグループデートが幕を開けた。





20110105
佐久間とエドガーと風丸とリーフでハーレム提案。
しかしパッとしなかった。



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