なんとか頼みこんで、オレを舐める顔を写真に収めることを許してもらった。普段から乗り気でフェラするようなエドガーじゃないけど、オレが初めから全部仕込んだ。初々しい恋人を染め上げるって素敵なことじゃないか。
必死に舐めて奉仕しようとするエドガーの手管はオレが仕込んだんだから、巧いのは当たり前。でも、それだけではなくとても美しい。美しいというだけでも写真に撮った時の価値は高いというのに、誇り高きエドガーに同性の性器であり排泄器官であるそこを舐めさせているなんて、オレも愛されてるな、なんて自惚れてしまう。
「……うん、上手になったね、エドガー」
瞳を伏せて舌を這わせるエドガーの頭には左手、エロい顔をしてオレを舐めるエドガーに突き付けられた携帯を握るはオレの右手。親指は決定ボタンの上だ、いつでも押せるように。
「まっ、まだなのか……?」
「うん、もうちょっとお願い」
顔を赤くして熱い吐息を漏らすエドガーに、色っぽさを感じた。まだエドガーには触っていないのに、汗が滲むエドガーの額から前髪を退け、じっくりと隠された左目も見た。
息を荒げて奉仕する姿はたどたどしい舌遣いで、控えめに舐めていた頃と同じように重なる。エドガーはやっぱり変わっていない。オレの気持ちと同じように。
「ぁ……出すよっ、」
大半を口で受け止めてくれたエドガーだったけど、口の周りに数滴残っていた。必死になって嚥下しようとしてくれる顔に、オレの親指は弱々しく決定ボタンを押した。
2010.10.08
→おまけ的なの。本番じゃあないよ
フラッシュは一度だけ
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