騒ぐ仲間あくびを漏らす親友日焼け気にする寮長ビールあおる、彼高鳴る心と、青い空白い雲唸る海水着のズレを直すと意味ありげに笑う彼睨んでやるとこっちにこいと手招きする仕方なく従って側に寄ると腕を引き寄せられバランス崩して膝を曲げて座る彼の太もも付近に手をつく耳元で−あんまり誘うなよ、捕って喰うぞと呻るような囁きアンタは獣かと罵って海で遊ぶ仲間の方へ逃げると心底楽しそうな高笑いが聞こえた冷たい波火照る頬を夏のせいにした