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アネゴのおっぱいやお尻を触りまくる男、アール
そのセクハラ魔人はいま私の背後にいて、腰に手を回してる

う〜んイイね、この腰回り最高!

などとのんきに撫で回すセクハラ魔人へ向けて
私は無言で回し蹴りをくらわせる


「うぐっ・・・、なまえ
せめて何か言ってからにしてくれよ…」


「うるさい変態おんなたらし!」


むかつくむかつく
他の女に触るように私にも触りやがって!


「おんなたらしって…
俺が本当に付き合いたい、
触れたいと思うのは1人しかいないんだぜ?」


「わかってるよ、アネゴでしょ?
大丈夫、言わないでおくから」


気持ちを隠してわざと笑う
けど、もうバレバレなんだろうな

「俺は…」


言わないで
言わないで


「俺にとってアネゴは…」


聞きたくない


「大切な仲間だ。それ以上でも以下でもない」


「え、え」


「付き合いたい、触れたい、
キスしたいと思うのはなまえだけだ」


そういうとアールは私を思い切り抱き寄せた
…すごく、苦しそうな顔してる


「アール…、」


「なあ、なまえ
俺の女になれよ
そしたら他の男じゃ味わえない夜を毎日プレゼントするぜ?」


耳元で囁くアールに耐えきれなくなって
俯きがちになった私をクスッと
笑っておでこにキスをするアール

すると私から少し距離をとって真剣なかおをして


「本当に、なまえが好きなんだ
いつも頭のどこかでなまえの事を考えてて
なまえの笑顔が頭から離れない

…なまえ、俺と付き合ってくれ」


と、私に…言った。


「…お嬢さん、お答えは?」


「そんなの、決まってる」


差し出された手をぎゅっと握った

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