新novel | ナノ


隙があれば俺の寝ているベッドに滑りこんでくるなまえ
アホかと思うほど俺の胸に顔を押し付けたあと
腕を枕にして俺より先に寝始める

もう毎度の事になってしまってる上に部隊のやつらも周知の事になってしまった

それでもベッドから逃げずになまえの相手をしてやってる理由は
所謂不眠症ってやつらしい

一人だと神経が尖りすぎて強力な睡眠薬を使えばやっと寝られるって所まできちまってるらしいが
俺と一緒だとすんなり寝られる、と

俺は部屋で誰が寝てようが起きてようが関係なく眠れるタイプなんで
まあよくわからねえが、ただ

ただ、なまえが隣りで寝てると何故か俺も心地よくなる
隣りで寝てない時は何か物足りなくなるくらいだ

まあ直接本人にこんな事言ったりなんかしないがね
すーぐ調子に乗るからな、アイツ


と、いうか朝方起きて俺の横で俺が起きるのを待ってるなまえを俺は知ってる
お前は大丈夫だよ、超神兵の俺が全部受け止めてやる


余計なこと考えずに
いいから早く寝ろよ

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