アイツは軽く潔癖症クリーニングが間に合わないと俺にTシャツを貸してくれと催促する洗いたてのそれを貸してやると心底嬉しそうにニタニタ笑いながら匂いをかぎだす着替え終わればクビ元を鼻に手繰り寄せてもうずっと匂いを嗅ぎつづける目の前に俺がいるのにまるで興味がないように、いやでも大体俺の膝の上がアイツの席なんだがね俺に興味があるのか、匂いに興味があるのか分からんがどっちでもいいそんなことアイツは大人しく俺のそばにいればそれでいいんだ