あんたを知ったのは偶然だった。
燃える村。肌を焦がす熱。転がっている死体。
横行する武装兵共で分かった、まるで無抵抗のうちに蹂躙されたその村。そこで見つけた
―――唯一の生き残りが、




『あなた…さっきのやつらの仲間ね』




あんただった。
声を聞いて真っ先に思う。夕焼けに近い赤茶色の髪。それと対照的な瑠璃色の目が、夕空の海のようだと。
―――威勢の良い目に海を見た事、今も忘れねえ。

瑠璃色の双眸



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