「‐」モスラ『では、次のお便りに…』

「‐」ゴジラ『おい、モスラ!いいかげんおれにもよませろよ!』

「‐」バラン『漢字も陸(ろく)に読めぬ御前が、出しゃばるな。』

「‐」ゴジラ『んだと!お前こそかんじよめるくせにさっきからぜんぜんよまねぇ、ただのさぼりじゃねぇか!』

「‐」バラン『貴様、無知の分際で私を侮辱掏るか!』

「‐」モスラ『おやめなさいっ!』

「‐」ゴジラ・バラン『『ぐはっ!』』


「‐」モスラ『全く、世界を守る三大怪獣が情けないですわ…分かりました。次はゴジラに、その次はバランに読んで貰いますから、それで文句は無いでしょう?もしまだ文句があるなら、わたくしが相手になりますわよ!』

「‐」バラン『くっ…面倒だ、要求を飲んで遣る。』

「‐」ゴジラ『よし!やくそくだからな!モスラ!』

「‐」モスラ『勿論ですわ♪では、そろそろお便りに戻りましょう!
ペンネーム、「カメゴリー4」さんから……

「俺はレザー…カメゴリー4だ。オオタ…ワイフに内緒で邪魔するぜ。小耳に挟んだ程度だが、向こうの世界じゃぶっ壊しがいのある機械共がうじゃうじゃいるそうだな。地球侵略の際にはワイフと共に来てやるから、待ってやがれ!」』



「‐」ゴジラ『ワイフ、ってこいつあぶないやつだな!来たらおれがとっちめてやる!』

「‐」モスラ『あら、この方をご存じですの?』

「‐」ゴジラ『だって、ワイフってさしたり切ったりするやつだろ?そんなのあぶないじゃんか!』
「‐」バラン『其れは「ナイフ」だ。』

「‐」モスラ『「ワイフ」は妻、奥様…深く愛している女性、と言う意味ですのよ。』

「‐」ゴジラ『ふーん…つまり、なかよしなのか。ラゴスとシンみたいなんだな。』

「‐」モスラ『ぶっ!!ちょ、ちょっと!ゴジラったらいきなり何をおっしゃって!』

「‐」バラン『…有る意味、恐ろしい奴だ…』

「‐」ゴジラ『えっ?なんだよ、モスラもバランも…へんなやつ。』

「‐」モスラ『こほっ、こほっ…と、とにもかくにも夫婦で仲睦まじいのは羨まし…良い事ですわ。ですからこちらにいらっしゃる時は侵略ではなく、夫婦旅行でいらしては?それならわたくし達も歓迎致しますわよ。』




「‐」ゴジラ『よし、こんどこそおれがいくぜ!
ペンネーム…んっ、なんかこのてがみカサカサだな…えっと、「ギロンじゃないよ、包丁頭だよ!」から…


「がんばります!地球侵略!」


「‐」ゴジラ『おう!がんば…』

「‐」モスラ『…ったら駄目ですわよ!地球侵略なんて!』
「‐」ゴジラ『あっ、ほんとだ。まぎらわしいなぁ…』

「‐」バラン『阿呆が。』

「‐」モスラ『もう、そんなまた喧嘩になりそうな事をおっしゃらないの!しかし、前の「カメゴリー4」さんのお便りも結構湿気ってましたし…お二人は同じ所の、しかも深海当たりにお住みなのでしょうか…あら?このお便りまだ続きがありますわよ?えっと……


「…冗談はさておき、次行く時がお前らの最後リム!なんせアックスヘッド兄さんに可愛いブレードヘッドもいるし、KAIJU人気ナンバーワンの俺とそのクローン達もたくさんいるリム!『あの時』は小出しにして負けたが、物量で押せばお前らに勝ち目は無いリム!ヤプールの超獣共より先に、やってやるリム!

PS、どうでしょうか、プリカーサー様!
この地球人共を安心させる『ずるキャラ』な文章は!
だから、その四つ目かっ開いて俺の芸能かつど…じゃ無かった、侵略活動をよく見てて下さいリム〜!」』




「‐」バラン『…此れも、宣戦布告で有ったと言う末路か?』

「‐」モスラ『と言うより、宛先を間違えたような気がしてなりませんわ…全く、何処の怪獣芸人なのかは知りませんが、このラジオは郵便局では無くってよ!あと、「ずるキャラ」では無くて「ゆるキャラ」!』

「‐」ゴジラ『ヤプール?プリカーサー?…こいつもカメゴリーも、プールやプリクラに行きたいからしんりゃくなんてすんのか?じゃあ、志真にどうにかできないか言っといてやるから、もうちょっとまっててくれよ〜!』




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