「えーと…失礼かもしれなんだけど、名前ちゃん履歴書の書き方を知ってるかな?」


「もちろんです近藤局長」


「じゃあ何で名前ちゃんの名字、土方になってるの」


「‥えっ!だってそれは‥え、言わせるんですか近藤局長」


「面接以前の問題だからねこれは」


「‥‥‥土方さんと結婚するつもり、だからです」


「「‥‥‥」」


「きゃー言っちゃった恥ずかしー本人の前で言っちゃったー」


「だそうだよ土方さん」


「土方さん言うな、結婚なんて知るか付き合ってもねぇのに。つーか名前てめぇ団子屋はどうしたんだ」


「辞めました、悔いはありませぬ」


「よしそのまま切腹しろ」


「もうただの団子屋で働く健気で可愛い少女Aだけじゃ満足できないんです」


「余計な情報上乗せしすぎてね?もうそれAの意味ねェだろ」


「トシ‥名前ちゃん名前だけじゃなくて住所も間違ってるんだけど、名前ちゃん此処(屯所)の住所書いてる」


「はぁ…いい加減にしろよお前」


「だってー将来的には私が此処に住むかなって。ひじか‥十四郎さんは忙しいから新居に帰るの大変でしょう」


「何で言い直した、何で下の名前で言い直した、女房気取りか」


「名前ちゃん、せめてこりん星って書いたりした方が笑えるんじゃないかな」


「笑えるか、何アドバイスしてんだあんた」


「あーなるほど。じゃあ通勤手段はイチゴの馬車にしようかな」


「お!名前ちゃんうまい、座布団いちまーい」


「やったぁ!ってことは合格ですね」


「トシぃ、もう合格でいっか」


「何でそうなるんだァア!冒頭の自分に戻ってくれ近藤さん」


「初出勤日はいつにします?」


「名前てめー。メモを出すな」



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