17:20の憂鬱を読んでくださりありがとうございました。
約1年かかっての完結でしたが、楽しんでいただけたでしょうか?タイトルにあった17:20に何かが起こるわけでもなく激しいアクションシーンや胸打たれるキュンキュンシーンもなく…本当ただの日常話でスーツを着る上司(土方さん)が見たいという岸本による岸本のための作品だったと今更ながら痛感しております…
今回は一話書くのにとても時間をかけました(正しくは時間がかかった)とくに最後のオチが納得いくものがどうしても書けなくて…土方さんがヒロインのことをちゃんと大切に思っていることを表現したかったのですが土方さんの不器用なりに、でも臆病なヒロインちゃんに伝わるようにしなきゃと何パターンも書き直しました。書き始めた頃からざっくりとしたオチは決めていたのですが、ゴールを決めてそこへ話を持っていく道のりが難しかったです。

当初は、オチにプラスして先に居酒屋に向かった組が土方さんたちを心配して、実は物陰から見守っているという締めで終わろうかと思っていましたがそれだと「あの二人どんだけ心配されてるんだ!?」となるのでやっぱり先に居酒屋に向かわせましたオーダーさせました。
きっと土方さんとヒロインちゃんはお互い踏み込めないだけで、側から見たらそこまで心配するほどの関係でもないと思うんです。土方さんは自分が厳しくした故に築かれたヒロインちゃんとの心の壁、そんな土方さんにしごかれて自然と臆病な対応しかできなくなったヒロインちゃん。
でもそんな二人の間にある深そうな溝は、実は想像以上に簡単に埋まるものだと銀ちゃんも沖田くんも知っているから放任してるんだと思います。(山崎はヒロインちゃんと同じ立場なので、もしかしたらそこまでの思考ができていないかもしれない)

何はともあれ社会人パロを書きたいとずっと考えていたのでこうして完結作品として残せることがとても嬉しいです(開き直り)最後の方真剣な話ばっかだったな、もっとキャラ同士絡ませれば良かったな…と反省点はたくさんありますがひとまず安心です!

そして作品の感想や応援メッセージをくださった方、ありがとうございました!今まで書いてきた作品と比べて書いている途中で立ち止まることが多く、みなさんのあたたかいメッセージには本当に励まされました。

そしてそして、ダラダラとあとがきという名の反省会に付き合っていただきありがとうございました。ちょっと私も羽目を外して彼らの飲み会に参加してきたいと思います…!


2015.4. 2 ジャイアント岸本

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