心に穴を開けて縫い合わせるのが得意なのさよならは君が真冬に見せた残像甘くないシロップで煮立てたもんだからその耳障りな癖のある笑い方が左ポケットに残した何かに、君は気づいてくれたかなミトンの底には焦げた砂糖がこびりついたまま頭の悪い私のままでいれば、君はきっと見捨てたりしないからあたたかな朝に空っぽのわたしそれは嘘みたいに優しくて、本物みたいに美しかったちょっぴりしょっぱい水面を舐めたいこのまま真っ黒に塗りつぶせたら君の幸せだけが僕の幸せだったって、そんなの私も同じなのにね 「#エロ」のBL小説を読むBL小説 BLove - ナノ -