「そういえば…」

「何?ハーマイオニー」

「うーんと、ダリアとハリーってジャパンの武術?だったかしら。やってるじゃない?」

「そうだけど」

「私日本についてはよく知らないからわからないんだけど、ちょっとかっこいいなって思って」

「俺が手取り足取り教えてあげようか、ハニー」

「結構よ、ダリア」

「つれないねぇ」

「ゴホン。
それでね、ダリアの言う通り魔法を使う魔法使いは肉体的にマグルに劣ると思うの。」

「まぁね。本題は?」
  D・A
「防衛協会の活動で教えて貰えたらなぁって思ったのよ」

「んー……。格闘技なら構わないけど、剣術とかになると無理だぜ」

「剣術?」

「武術の中にも武器を使うものと使わないものがあるでしょ?私の師匠は武器を使わないものを教えてから武器を使うもの…より実戦向けの武術を教えてくれたんだよ。
それは何故かってーと危険だから。」

「危険なの?」

「格闘技はかじる程度なら護身術とか身体作りに向いてるから問題無いけど、武器使う方は本物持つとかじっただけで魔法使いと殺しあいが即出来る感じ」

「……そんなに?」

「魔法使いトロくさいから」

「まぁ…………ホグワーツにいる限り、クディッチと移動しか運動も無いですからね。」

「日本だとマグルは体育やってるから身体作りは出来てるしな」

「そうね」

「じゃあ、ヒマだったら教えてやるよ」

「ありがとう」

「じゃあ私はハリーと武器の手入れがあるから」

「ええ……って。
待って。ダリアとハリーは武器を所持してるの?」

「あるよ」

「は、犯罪には使わないでしょうね」

「残念だがハーマイオニー、イギリス魔法界の法律上武器を使った殺しについては言及されてないんだ。」

「だめよ!」

「ジョークだよ。殺しは魔法か否かに関わらず罪だ」

「そ、そうよね…」

「ただし日本と刀は違って所持は罪に問われない」

「…そうなの?」

「日本は銃刀法ってのがあるんだよ。
だから俺その点だけイギリスに感謝」

「…………………」

「ちなみに、現代の銃はホグワーツ内だと暴発する確率が高いんだ。マスケットや火繩銃は構造が単純だから以外とイケるけど。
俺とハリーが私物で持ってる凶器は薙刀と脇差しと刀と大和弓と矢と槍と長槍と…」

「そんなもの言われたって分からないわ。ヤリとワキザシとナギナタって何?ヤマトもわからないわ」

「あ、ごめん」

※イギリスでサムライソード所持禁止がされるのは2008年から
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