「なぁハリー」

「……何、ダリア」

「私は今無性に和菓子が食べたいんだけど、何処に行けば手に入ると思う?」

「さぁ…。厨房はどう?」

「流石に和菓子は無かったな。
最中、きんつば、んー……こし餡の菓子が食いたいな。
よしハリー。ちょっとマクゴナガルせんせーにねだろうぜ」

「まさかのマクゴナガル先生?」

「ついでに日本茶もねだろう。玉露玉露」

「いい迷惑だね。
僕は酒蒸し饅頭が食べたいんだけど」

「お前意外にちゃっかりしてるよねぇ。
あ、あれマルフォイじゃないか。おーいドラちゃーん。ドラえもーん」

「ダーズリー、僕をジャパンアニメの猫型ロボットの名で呼ぶなと何度言ったら解る!」

「叫びながら走ってくるなんて……マルフォイ、僕のイトコのツッコミになってくれてありがとう」

「止めろよポッター!」

「ありがとう」

「二回言うな!」

「ドラちゃんはどら焼きでいいよな、ドラちゃんだし」

「待て、何がだ。脈絡と突拍子のないのはいつもの事だが勝手に人を巻き込んで放置して一人で納得するのは止めろ」

「いや、マクゴナガルにたかる和菓子の話」

「たかるのかよ!」

「いい迷惑過ぎるね」

「ねりきりとかくずきりとかはどうよ」

「生菓子だけど魔法使えば一瞬だしね」

「話聞けよ!」

「ドラちゃんそれは話じゃなくてツッコミって言うのだよ」

「そうか。じゃあツッコミ聞けよ」

「………!!」

「……………何故笑う」

「ドラちゃんがツッコミだってよ!聞いたかハリー!」

「聞いたよ」

「ドラちゃん、ちょっとキラッ☆ってやってみろよ!」

「嫌だ!」

「日本の挨拶だよ」

「………本当か?」

「「うん」」

「き、きらっ?こうか…?」

「ぶはっ」

「げほげほ」

「…噴き出すな!畜生、騙したな!」

「すまぬ。某、悪気は無かった故許してくれぬか」

「英語で話せよ!何でいきなり日本語にしたんだ」

「うるせーぞドラえもん」

「うるさいよマルフォイ」

「さて、マクゴナガルのトコ行くかぁ」
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