なぁ、ヴォルデモート裏切る気になった?

え、まだなの?仕方ないなぁ

(ミシ、と捻られた右腕が肩から悲鳴を上げた。)

痛い?

(当たり前、だ)

そうだろうね。

(私の杖はダリアの足の下。
壁に向かって後ろから押さえ付けられた私は、力の差をどうする事も出来ない。)

諦めればいいのに。

今感じてる痛みは、無駄な痛みだぜ?わかってる?

貴女さぁ、ヴォルデモートの所居ても苦しいだけだろ?

だって貴女の血は俺と同じだし。

それとも…痛いのが気持ちいいの?マゾ?

(そんなわけ、あるか!離せ、肩が外れそうだ…!)

(ダリアはクスクス笑いながら、私の腕を捻る力を強めていく。)

(畜生、っ、やめ…っ!)

これ以上捻ったら肩外れるね。どうする?

(離、せ!)

ははは、苦しそうな顔。やばいなぁ、その顔凄くそそられるわ…

(ひ、)

(この野郎、耳をかじるな…っ)

(抵抗処か身じろぎすら出来ない)

ねぇ、教えて欲しいんだけど。何でヴォルデモートに味方してんの?

あ、好きだからとか言ったらショックで腕折っちゃいそうだなぁ

つーか、貴女いつも俺に痛め付けられてるのに懲りないね。しかも味方には冷遇されてるらしいし。

ね、諦めて俺の女になりなよ。そしたら優しくしてやるから。

(………………)

(ダリアの言葉に、何故私が闇の陣営にいるのか考えた。だが、答えは出ない。)

(優しくしてやると甘い言葉を言いながら、この男ときたら腕を捻り上げながら私の首にとびきり優しくキスをするのだ)

…やっぱ、痛いの好きなんでしょ。

(黙れ)

(痛いのは嫌に決まっている。
だが、ひょっとすると私は痛みの中与えられる甘さに)

(反応して、いる?)

砂糖みたいな甘さで包んであげようか?

それとも痛みが無いと不安?

安心していいのになぁ

……でも、悪いけど

(そう、痛みがなければ地に足がついていない気がして)

(だから私は今のまま、)

悪いけど、ホントに癖になりそうだからさ、


その前に俺から止めるね


(…は、?)

(途端に、私の右肩に激痛が走った。)

(ーーッ!!)

なんだかんだで俺も楽しんでたけどさ、

好きな女傷つくの見て自分で敵として傷つけて、まあ胸糞悪さはある訳で、

そういう事で、

無理矢理連れてく事にしたから。

(…この…っ、)

SMプレイは考えとくから安心していいよ。

その前に暫くはヤンデレプレイかなぁ

監禁とか、結構美味しいシチュだよねぇ


(そして意識はブラックアウト)

(ふざけ、んな!)
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