二次 | ナノ


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今回の旅行はダーズリー夫妻が予定を合わせられず私達を師範に預ける必要があることと、目的地が物凄い遠いこともあって、親共は渋りに渋った。
仕方がないので最終兵器師範の助力を仰ぐことにした。

「まっかせなさい」

今日も師範のウインクは星が散っているような錯覚がエフェクトとしてついている。
たった一時間でダーズリー夫妻からの許可をもぎ取ってきた師範格好良さ過ぎて惚れそう。どうだった?と聞いたらチョロいね!と帰ってきた。師範がイケメン過ぎてつらい。我らが師範は有能すぎる女性である。大人の女性ってとっても素敵。

あんまりにも日本旅行が楽しみすぎたので、体育のミニバスケにて勢いのまま3Pシュートを二本も決めてしまった。
先生がこんな〈●〉〈●〉目で私を見ていた。コワス。他の子たちは目をキラキラさせて私を見ていた。そんなに見つめてて、俺に惚れても知らないぜ。
私のハデなプレーの裏で、ハリーが地味にフックシュートとか決めていた。後で誉めておこう。

期末試験の結果も一つの文句の付け所の無いスコアであり、バーノン親父が師範を誉めていた。師範……もしかしなくても私とハリーのモチベが日本旅行だとか適当に言ったんだろ。

そんな流れで、私とハリーの日本旅行は確定した。イェーイ。

ついでに追記、身長体重が135.7cm36.5kgになった。うっすら筋肉があるので、もはやピザの面影も無い身体付きである。
薄々勘付いていたことだったが、ダリアの顔は原作と異なり母方に似ていて美形である。お陰様で最近女の子から黄色い声援が飛んでくるようになった。役得である。そして、目論見通りでもある。ハリー、改めて一緒にイケメンコンビ組もうぜ。



ダーズリー夫妻にはお守りをお土産に買ってくることを約束して、夏休み突入五日後に私とハリーは日本へ飛び立った。
私はお小遣を全額日本円に換金し、さらに夫妻から自分とハリーの分を貰って懐はほくほくである。あ?ハリーの財布は私なので、ハリーの金は私の金だ。何か問題でも?



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