二次 | ナノ


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これはちょっといや俄然興味湧いてきた。

「我等ってどういう事か聞いてもいいかな」

その質問にセレマはふと首を傾げる。どした。

「あなたは魔法族が二つに別れていることをご存知ないでしょうか?」

「そうなのか?」

初耳である。おい作者!どうなってる!
そしてどうやら普通の魔法族には周知の事実であるらしいが。
自分がマグル生まれのマグル育ちであることを説明した上で『我ら』と彼女の差した者達についてを話してもらう。

彼等は魔法族ではあるが、今魔法省の管理下にあり使用されている様式化された魔法を使わない。
自然魔術をベースにした古代魔法、肉体とアストラル体と霊体と世界の関係に超然的強制力を持ってアニマ・ムンディひいては世界と語る、『魔術師』である。

「魔術師?」

「本来であれば、今魔法と呼ばれるものこそがウィッチクラフトである魔術であり、術的側面以外凡てを差してこそが純然たる魔法なのですが…」

故に彼等は自分達の事を『Wiccan』ウィッカン、現魔法族をソーサラーと呼ぶそうである。
成る程。

「魔法族がウィッカンとソーサラーに別れて1000年程が経とうとしています。
我等やエルフの中で、ソーサラーに関する夢を視たものたちが皆で私を遣わす事に決めたのです。」

最も魔法族の生活水準が高く魔法族の中心地となっているイギリスの、たった一つ存在する公立の魔法学校……ホグワーツへと。


そんなこと話しても良いのか?
ちょっと不安になったぞとセレマに視線を向けると、彼女の瞳が私を捕らえていた。

「どうか御心へお留め下さい…。未来は知るものにとっては必要ですが、知らぬ者にとっては毒以外の何物でもないのですから」

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