二次 | ナノ


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階段を下りているとペチュニアさんが迎えに来た。

「おはよう、ママ」

「おはようダリアちゃん。お誕生日おめでとう。
エー…今日も、可愛いわね。…お、お洒落だわ」

顔引き攣ってるよペチュニアさん。

バーノンさんはともかく、ペチュニアさんは私の格好に対してかなり戸惑っていた。
私も、かなりふざけた格好だと思う。チャラいし、和柄厳ついし。男物だし。

「似合うでしょう?」

「ええ、とっても」

ただし今言ったとおり、よーく似合っているのだ、この格好。
こんだけイケメン美形だったら世のおにゃのこは俺のもゲフンゲフン…失敬、取り乱した。
とりあえず、イケメンに育つという目標はきちんと遂行されている。


ペチュニアさんとキッチンに入ると、黒いシックなエプロンを着けたハリーが卵を焼いていた。マーガリン少なめ。
ここの家は約一年前からメシマズ国家イギリスに反してメシウマである。やー良かった良かった。

「おはよう、ハリー。」

「おはようダリア。誕生日おめでとう」

「ああどーも。雑用駆り出されご苦労。
お前の焼く卵は一番私の好みに合ってるからなぁ…ママグッジョブ。」

笑いながら食卓にいけば、誕プレで出来た山が私を迎えた。もう驚かねーぞ。
何があるかな、と物色してみる。

テレビ、自転車……な、何!!これはパソコンじゃないか。何故パソコンが……しかし古い型だ。いや、今は最新かもしれないが…
それから…こ、これはゲームボーイじゃないか懐かしい。それにスーファミまで!!半年前に泣く泣く諦めたスーファミがあるのはなかなか感動ものだ。
これはドラクエVとドラクエW、こっちはFFUとVか。Wがあと一ヶ月もすれば発売されるのに……。
……………バーノンさんにはあまり見せられたもんじゃないな。

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