どうでもいい小ネタ
やまなしおちなしいみなし。


▽ミッフィー
とりあえずちとくら


「ちとせ、それはミッフィーやねん」

恥ずかしそうに口元で人差し指を交差させる白石。頬を染めて上目で見上げる瞳は潤んでいる。
保健室のベッドに押し倒されている状況で、白石は口付けようとした俺を制止して見詰めた。

「どげんしたと?」

先生もいない、部活もない、生徒も帰り始めて静かになった頃。わざわざ嘘をついてまで保健委員の白石に保健室を開けてもらってこの雰囲気を作り出したのに、いざキスをしようと顔を近づけると白石はストップをかけた。それはミッフィーと言って。口元で交差させた指はあのうさぎの口を表しているのだろうか。

「こないだ噛んだとこが口内炎になってしもて…」
「口内炎ち…」
「やってちとせ、舌入れるやろ。痛いのいややもん」

やからミッフィーやねん、と言って指をどかそうとはしない。多分俺が引くまでどかしはしないだろう。じっと見詰めたまま視線をそらさずにいると、白石の顔はどんどん赤くなっていく。誘っているのと違うのか。これは。

「やから今日はだめ、な?はよ帰ろ」

焦った様子で帰りを促す白石は見ていて楽しい。だから意地悪したくなった。

「舌、入れんとええけんね」
「!そないな問題ちゃう、ん、っ」

交差する指をずらして、唇をただくっつけて離すだけを繰り返す。唇を舐めて瞳を覗き込むと、その奥には先とは違うものがうかがえた。

「物足りなさげやね、白石」
「………痛くてもええから、もっとして」

首に腕を回してもっととせがむ白石に、俺は笑みを浮かべてその唇を割った。


っていう妄想をもちゃ子ちゃんと一緒にしてました。
「それはミッフィーだよ」ネタ。いや、白石さんにこれされちゃあ千歳も敵いませんよ。金ちゃんだってするにきまってる。金蔵好きですよ私。書けないだけです!
あとがっくん(忍岳)とひよ(跡日)にやらせたかったんですがネタが思いつかないのでつき次第追記に乗っけます。


2011/11/18 18:26 (0)


▽コーヒー
白石は15歳、中学生にしては大人っぽい。金ちゃんの面倒を見ているからか、やけにそう思う。

「白石、ミルク入れるとね?」
「おん。味無くさんようにな」
「わかっとるち」

カップに注いだコーヒーに、ミルクの入ったパックを傾ける。スプーンを鎮めると、うずまき模様に混ざっていく白。いつもより多めの砂糖を入れて白石に手渡した。

「おおきに」

柔らかい笑顔が好きだ。隣に座れることが嬉しい。静かにカップに口を付ける恋人の横顔を見ながら、気付かれないように笑みを浮かべる。

「甘いな」
「白石は甘い方が好きやけん、多めに入れたけんね」
「これは入れ過ぎやっちゅーねん」
「ばってん、よかとだろ」
「ん」

ふんわりと微笑む白石の髪に手を伸ばす。跳ねた毛先は思いのほか柔らかい。

「でもなぁ、もっと甘い方が好きや」
「もっと?そげん?」
「せや」

白石の頭が肩にもたれかかり、髪と同じ色の睫毛が揺れるのが見える。頬はカフェオレのせいか、ほんのりと色付いている。

「千歳とおるときがいっちゃん甘いねん」

そう言って体を擦り寄せてくる。白石の顎に手を伸ばし、白石の誘いに応じて唇を重ねた。



白石さんはああ見えてブラックは飲めないと思います。だからミルクとか砂糖とか入れちゃう。ギャップ萌えっていい。千歳は飲めますね。きっと。これコーヒー飲んでるときにふと思いついたんですよ。「僕初」見ながら(笑)私は白石さんと同じで甘くないと飲めません。ブラック飲める人ってかっこいいですよね。
これいつかまじめに書きたい。


2011/10/30 23:13 (0)


▽くしゃみ


「……なんや、くしゃみ出そう」
「風邪でも引いたんか?」
「わからへん、……ふ、く、…ふぁ、…んんっ、………あー、辛かった」
「白石……」
「白石むぞかね!!」
「だーもー千歳どっか行けホンマ!」


白石さんのくしゃみのこらえ方は映画の某王様よりも卑猥だと思います、はい。めっちゃあえいでそうなのは私だけですかね。それで千歳が元気出しちゃうっていうね。


2011/10/26 15:34 (2)


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