おそ松の語る生活臭

・ちょっとお下品


「ねぇおそ松」
「んー?なにハル」
「ちょっと聞きにくいことなんだけど、聞いていい?」
「聞きにくいなら聞かなくていいんじゃね?」
「でも知りたいの」
「じゃ言えばいいじゃん。なんだよ」
「……あのさ、野郎6人分の生活臭ってどんなもんなの?」
「待ってハルちゃん、何があってその発想にいたったの?お兄ちゃん聞いていい?」
「この間どこからともなくそんな感じの歌が聞こえてきてね。ずっと頭で無限ループしちゃって」
「ごめん十中八九うちの次男だわそれ」
「で、実際どうなの?」
「男くせーだけだよそんなん。汗かいたら最悪だぜー」
「へー」
「部屋に密集すると余計こもるしなー」
「なるほど汗臭い、かぁ。……くさそう」
「まあ、それだけじゃねえけど!」
「ほかにもあんの?」
「6人シコったら出るもんも6人分だろ?」
「あっハイ」
「あ、ハル嗅ぎにくる?きちゃう?お兄ちゃん張り切っちゃうぞー!」
「張り切んなくていいから!」



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