11月11日…今日はポッ●ーの日



「…何故伏せる必要がある?」
「いや、なんとなく…」
「そうか…」

豪炎寺君ってば、今から何するのかわかってるのかな?俺、なんで呼び出されたんだろう?っていう顔してるし…。

「豪炎寺君、●ッキーゲームしようよ!」
「いや、普通にキスするだけでよくないか?」
「よくないよ!!ポッ●ーゲームはね、キスとポ●キーの甘さを同時に味わえる甘々ちゅーなんだよ!?」
「そりゃ甘いだろうな、味覚的にも」
「やろうよ!!豪炎寺君!!」
「『ヤろうよ』?」
「違うよ!!!」

僕に突っ込ませるなんて…豪炎寺君、どんだけやりたくないんだろう…?むんむん考えてたら豪炎寺君は僕を自分の方に引き寄せてぎゅっと抱きしめてくれた。嬉しいんだけど…でも…

「豪炎寺君、僕さ…本当にやりたいんだよ…●ッキーゲーム」
「………」
「…もしかして、お菓子嫌い?」
「…残念ながら甘いものがな」

うーん、甘いもの好きじゃないのかぁ…。豪炎寺君は相変わらず僕の頭を撫でてくるし…

「じゃが●こは大丈夫?」
「短っ!!」
「甘くないよ?」
「いや、そうだが…ポッ●ーは甘さがうんぬん言ってたじゃないか」
「うーん、でも…豪炎寺君とのキスはポ●キーの甘さになんて負けない味わいを持ってるから別にいいかなぁ…なんて」

欲張りはいけないよね…。あ、そういえばじゃ●りこあったけ?

「吹雪…なんでお前はそんな可愛いことを簡単にさらりとっ…!!」
「んー?駄目?」
「いや、美味しいけどな…うん、美味しいけど」
「けど?」

豪炎寺君は顔を伏せて力強く僕を抱きしめる。うーん、何がいけないんだろう?

「あ、」
「うん?」
「バニラアイスで●ッキーゲーム」
「きつっ!!」

甘いよ!!甘いけど!!ポ●キーより甘いけど大丈夫なの?!

「俺は棒の方でいい。そして、吹雪がアイスを全部食べるんだ」
「えー…棒も食べるの…?アイスを食べて残るものはアイスの棒でしょ?アイスの棒でポッ●ーゲームするとか言わないよね…」
「アイスの棒は関係ない」
「もう●ッキーゲームじゃないよそれ…」

はぁ…と溜め息を吐きながら僕はぽりぽりとポッ●ーを食べた。豪炎寺君に突っ込むのは疲れたと言わんばかりに無言でポ●キーをむさぼっていく。

「吹雪…」
「……(ぽりぽり」
「そんなに凹むなよ」
「別に凹んでないよ。いいもんね、●ッキーゲームはヒロト君とやるから」
「お願いします。どうかそれだけは御勘弁を…!!ポッ●ーゲームしてあげるからっ…!!」
「えー(笑)」






その後、ポ●キーがなくなってもキスをし続けたのは言うまでもない…






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