金魚花火の続き話

※マニアックじゃないんでこっちに載せます。ヤりますよ。エロいの普通にありますとかいいながらshortのとこにそれらしき物がなかったからとかそんなことな(ry











「来ちゃったね…」
「あ、あぁ…」



来てしまった…ラブホに…



花火が終わった後、急に大雨が降ってきた。傘を持ってなかった俺達は雨宿りできる場所はないかとひたすら走って着いたのが…ホテル、いや…ラブホというやつだった。
そこがラブホだと気づいたのは数十分後のことだった。入口前にずっといた俺達を不思議に思って話しかけてくれた案内人の人に教えてもらった。ここが…ラブホだということを。教えてもらった瞬間、俺達は赤面した。当たり前だ、吹雪が冗談で行きたいという場所に本当に来てしまったのだから。

雨は降り止む気配なんて見せずにさっきより激しく地面を叩きつけている。ラブホの案内人の人に傘を借りて帰ろうと思ったその時、泊まっていってもいいよという爆弾発言を投下された。

「いや、その…お金持ってませんよ?(吹雪に奢りまくって手元には千円もない」
「無料でいいよ。君達、中学生だし何かあったら大変だしね。それに、こんな大雨の中傘だけ渡してほっぽりだす訳にはいかないからね」

有り難い…有り難いけど…!!

「ぁー……」
「あわわわわわ…」

俺達には早すぎると思います。二人で宿泊すること自体が…!!






という訳で、俺達は今夜ラブホに泊まることになった













鍵を渡され俺達は部屋へと向かった。ラブホに宿泊するということになってから吹雪は赤面したまんまだった。


部屋の前に着き、鍵を開ける。ドアノブに手を伸ばし、意を決してドアを開けた。


「………」
「……っっっっっ!!!!」


やっぱりラブホだった。ラブホの部屋だ。雰囲気がエロい。


部屋は薄暗いがほんのりピンク色の光に包まれている

ベッドは大きなダブル

廊下とは違う香水のような匂い


「へ、部屋は、おおおおお同じなんだねっ!!」
「無料で泊めてくれるんだからそんな贅沢言えないからな。俺も別々の部屋がよかったんだが…」
「…豪炎寺君は、僕と同じ部屋が嫌…なの?」

瞳に涙を浮かべながら上目づかいで問う吹雪、いやそれは俺の台詞だ。

「はぁ…そっくりそのままお前に返すよ」
「へ?!」
「さっきからずっと黙って…そんなに嫌なら俺は廊下にでも寝る」
「違っ…!!それはっ…」
「ほら、シャワー浴びてこい。風邪ひくだろ。シャワー浴びた後はちゃんと髪を乾かして寝ろよ」
「〜っっっっ!!!豪炎寺君の馬鹿!!ハゲ!!もぅ…知らない!!!!」



俺は禿げてない



バンッとドアが壊れるんじゃないかと思うくらい豪快に閉めて吹雪はシャワーを浴びに行った。


俺は濡れた服を干して辛うじて濡れてない服でベッドに腰を下ろしてテレビを付ける。


『ぁんっ…は、ぁああっ!!だめぇ…イくぅ…イっちゃ(ブツッ

「………」


…ラブホだった…

激しくリモコンを叩き壊したい衝動にかけられたが、なんとか抑えた。
喉が渇き、側にあった冷蔵庫を開けると水と化粧水の容器のような物が入っていた。それを手に取ってみる。

「……ローション!!??」

水だけ取ってローションは冷蔵庫の中にぶち戻した。次は冷蔵庫の隣にある棚が気になり、開けてみる。開けた瞬間に後悔した。

「お、…玩具…!!??」

かなり極太な性器の形をした玩具や俺の知らない道具が沢山入っていた。


なんだここは…恐ろしいところだな…っ

というより、ここで働いている案内人の人が恐ろしくなってきた。あの人に罪はないのにこの気持ち…しょうがないということで片づけておく。


しばらくすると吹雪がシャワー室から出てきた。相変わらずムスッとした表情だが、髪から落ちる水滴に上気した頬が俺の理性を揺さぶった。

「俺も入ってくるから髪乾かして寝とけよ。あ、あと濡れた服はそこに干しとけ。わかったか?」
「………ん」













俺は吹雪と入れ代わるようにシャワー室へと入った。シャワー室は普通のどこにでもあるようなものだった…当たり前だが。そう言えば、吹雪にテレビを付けるなと言ってなかったな。あと、冷蔵庫の隣にある棚を開けるなとも。まぁ、大丈夫だろう。





シャワーを浴び終わってタオルドライしながらベッドで寝ている吹雪に近づいた。髪を乾かさずに寝てしまったようだ。濡れてる…。

「あれだけ言ったのに…」

ベッドの縁に腰をかけながらリモコンに手を伸ばすが、さっきのことを思い出して止めた。

「…暇だな」

暇だから傍らで眠っている吹雪の髪を指でとかす。髪を乾かしていないからふわふわしていないが、雨に濡れた犬を撫でているような感触だった。とかす度に吹雪の髪に付いていた粒子が舞う。キラキラと銀色の光を放ちながら、すぐに消えてしまった。

「やっぱり…ヤるべきだったのか…?」

吹雪が緊張していたのは俺がヤると思っていたからなんだろうか?

正直、俺の理性はギリギリだ。勃起はしてはいないが、こう…ムラムラする。
俺達はまだ身体を繋げる関係まで達していない。やっぱり、吹雪は大切にしたいし、吹雪の意志を尊重してやりたい。俺の意志だけじゃ駄目だ。


「(……キスぐらいは、いいだろ…)」

傍らですやすやと気持ちよさそうに眠る恋人が急に恋しくなってきた。未だにキス止まり。でも、中学生の俺達にとってはそこまでしかやってはいけないと思う。その先に待ち受けていることは道徳に背いた罪悪感と愛し合った分だけの空洞。後戻りはできなくなってしまう。

「吹雪…」

ぎしっというベッドの軋む音を聞きながら俺は吹雪の唇に自分の唇を合わせた。数秒くらい重ね合わせたままで吹雪の唇の柔らかさやあたたかさを堪能した。








「むぅ……」
「あ、起きてたのか」

唇を離すと顔を真っ赤にした吹雪が俺を睨みつけていた。狸寝入りだったのだろう。

「…寝込みを襲うなんて最低だね」
「別にキスしただけだろ?寝たふりしてたお前も性格悪いな」

吹雪のいるベッドから離れ、俺はドアへと向かう。

「ちょ、どこ行くの?!」
「だから、俺は廊下で寝る」
「でも、このベッド…ダブルだよ…?」
「だからなんだ?一人でダブル使えるんだ、喜ぶとこじゃないのか?」
「……っ!!」

ドアノブに手を伸ばし回す。ドアを開いて廊下に出ようとした瞬間、動けなかった。












「一人は嫌…独りにしないでぇ……」



蚊の鳴くような声で吹雪は言った。俺の背に顔をうずめ、腰には腕をまわして抱きついている。

「ふ、吹雪…」
「僕ね、今日…ついに豪炎寺君と…その…え、えっちするのかなぁって思ってたんだ」
「………」
「でも、全然そんな身振りなんて見せなかったし、部屋のことで喧嘩しちゃうし…」
「ぅっ…」
「豪炎寺君は優しいから僕のこと大切にしてくれてるのはわかってるよ?でも…」

更に腕に力が入る。震えている…のか?

「ぼ、僕だって…男の子…なんだよ?女の子みたいに大事に扱わなくてもそう簡単に壊れないから大丈夫…だよ?」
「…ヤるのか?」
「うん…豪炎寺君と一つになりたい…」

ふわっと笑う吹雪に負けた















俺はまず、吹雪が着ていたバスローブを脱がせた。バスローブを着る場合、タオルなどで身体を拭く必要がないから肌がしっとりと湿っている。髪もびしょびしょ…なんというか…やらしい。
そして、俺は吹雪の胸の尖りを弄り始めた。

噛んだり、吸ったり、擦ったり、転がしたり


吹雪の桃色の尖りは真っ赤になって硬くなっていく


「ふ、…んんっ…ぁ…」
「吹雪…気持ちいいか?」
「んん、…はっ……気持ち、いいっ」



顔を真っ赤にして切なげな表情をするお前が可愛い


もっと…もっと見せてくれ

お前の全ての表情を

俺に…





「…そろそろいいか?こっちにも…」
「へ?…うぁ!?ちょっ…」

着崩れていたバスローブを脱がした
バスローブしか着ていなかった吹雪は全裸状態となった




「み、見ないでぇ…」




真っ白な肌


滑らかなくびれ


キュッと引き締まった太股




とても綺麗だった

真っ白な雪のように

俺が抱いたら溶けて消えてしまいそうなくらい


綺麗すぎて言葉を失った



「ぅうう…見ないでよぉ…ひゃあぁ!!??」
「どうした吹雪?」
「ぅ、嘘っ…ぁ、ああ…あぅ、っはぁああ!!んぁあっ」

俺は吹雪の自身を扱い始めた。小さなソレはとても可愛くて、俺の手によって敏感に感じてくれる吹雪も愛しくて……もっと苛めたくなった


「あぅうううっ、はぁっん…ぃやぁ…何か…くるっ…きちゃうっ」
「ん、イけ…吹雪」
「ひゃあああぁぁああああぁぁぁん!!!!」

先端を強く引っ掻いた瞬間、吹雪の自身から白濁の液が噴き出した。

「すごい量だな…」
「はぁっはぁっ…見ちゃだめぇ…」

吹雪は顔を真っ赤にして俺から目を逸らした。

「これだけ出ればローション使わなくてもちゃんと解せるな」
「解す…?」

さっきの射精で頭が回っていないのだろう。これからやることの予想がついていないようだった。

「士郎…」
「ふぇっ!?」

うるうるとした瞳が俺を捉える
その瞬間、吹雪の蕾に手を添えた

「んっはぁ…」
「今からここを士郎の出した精液でぐしょぐしょに解してしてやるからな」
「っ…」



その恥ずかしそうな顔…可愛い











「んんんっ…」

蕾を縁取りながらつぷりと指の先端を埋めてみる。スムーズに入らない…精液が足りないのだろうか?

「ぃやあ!!豪炎寺君?!ちょっ…」
「士郎…」
「ぅ…」

名前で呼べば嬉しそうな顔をして黙るお前が愛くるしい。癖になりそうだ。

「士郎…」
「ん…」
「士郎…かわいい」
「!?…し、」
「『し』?」
「しゅうやぁ…」

確信犯なのか?

「あっ…ふぁああ!?開か、ないでぇ…!!」
「ごめん、ちょっと我慢してくれ…」

士郎の蕾を親指と人差し指を使って開く。開いた蕾の中に先程、士郎が出した精液を流し込んだ。

「これで解れるはずだ…」
「はぁっはぁっ…ばかしゅうやぁ…」

怒っても俺を煽る要素にしかならない士郎の顔。そんな顔したらもっと苛めたくなるだろう?

「んにゃぁあああっ…ぁあああん、ふぁああっ!!」
「ぐちょぐちょだな…」
「い、言わなくて…っいいからぁ、んぁああっ!!」

一本目は余裕で入るようになり、二本目を追加しようとぐにっと指を添えて挿入した。

「ん、ぁあ゛ああぁぁ!!!…ぁん…っ」
「大丈夫か?!吹雪…」

予想以上に喘ぎ出した士郎に吃驚した俺…一本追加しただけでこの有り様…俺の自身を入れたその時、お前はどこまで乱れるのだろう…?

「ぁー…ぁーっ…ふぁあん…」
「大分、解れてきたな…」
「も、挿いれてぇ…しゅうやぁ…足りない、足りないよぉ…んぁあ」
「でも、まだ完全に解れてないぞ?無理矢理挿れたら切れ…」
「いい、からぁ…早く…っ」



これが俗に言う『おねだり』というやつか…!


この瞬間、俺の理性はドロドロに溶けてしまった




「ぃ、あ゛ぁあああぁぁあぁぁあああん…っ!!!ぁ、あ゛、はぁあっんぁ…っ」
「くっ…大丈夫か?しろうっ…」

ぐぷぐぷといやらしい音をたてながら俺の自身が士郎の中に入っていく。

「ぃた…っふぇ…んぁあぁあああん」
「悪い、痛いか?」
「ん、大丈夫…っだいひょぅぶぅ…っ」

ゆっくりと挿入し、士郎に負担をかけないようにした。全て挿入し終わった頃には士郎は失神する一歩前だった。

「動くぞ…士郎」
「ふぇ…ぁん…しゅぅやぁ…」

士郎の太股を大きく開き、俺は腰を揺らし始めた。ぐちゅりと音をたてながら俺の自身が士郎の秘部から出入りする。快感と物足りなさを感じながら律動をどんどん早めていく。

「あ、あぁっ、ん、しゅ、やぁああぁぁ、んぁっ、うぁあ!!」
「士郎っ、しろうっ…くぁっ…!!」
「しゅうやの…、全部っ、ちょうだぃ…っぁああぁぁ…!!」
「ふっ…当たり前だっ…その代わり、お前の全てを俺にっ…」
「ぅん、うんっ…!!も、イっちゃう…だめぇぁああ…っ」
「俺もっ…くっ、出る…っ!!」
「あぁあああああぁぁああああーーーーっ!!!!」

その瞬間に俺は士郎の最奥で果て、士郎は自分の腹の上に白濁液を吐き出した。




















…ヤりすぎた

初めてなのに飛ばしすぎた。士郎にかなりの負担をかけてしまっただろう。
死んだように眠る士郎に罪悪感を感じるしかなかった。

「ん、しゅうやぁ…」
「…幸せそうな顔しやがってっ…」

そう言う俺もかなり幸せだったりする。口を抑えないとにやけてしまいそうだ。



「お疲れ様…」

そう言いながら士郎の額にキスを落とす。俺は吹雪を抱きしめながら眠りへと落ちた。




幸せな夢を目指しながら…








 
 
  

 
夢花火




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