「豪炎寺君!!」
「?なんだ?吹雪」

今は夜。午後11時くらいをまわったときに、吹雪に話しかけられた


「あのねっ……」
「?」

吹雪は俺から目をそらす
…言いたいことがあるならハッキリ言えよ

「ぁ!!の…その…うーぅ…むーーーーー」
「??」

助け舟を出したいがよく状況を理解していない俺はどうしていいかわからない

「吹雪?何が言いたいんだ?」
「え、うーん…と、そのー…むむむっ…やっぱいいや…じゃなくて!!えーとね…っあのね…うむむむ…」
             
全然わからない…



「吹雪…部屋に戻っていいか?早く寝たいんだが…」
「え!!ぁ…うん、ごめん…」

自分でも冷たいと思ったが、このままじゃ埒があかない。俺は吹雪に背を向けて自室へと足を向けた










「ぅわぁああああああぁぁぁあぁあぁああああああ!!!???」
「!!??」

俺が自室のドアに手をかけようとした瞬間、数メートル先いた吹雪が光の速さでこちらに走ってきて、俺の後ろに隠れた。正直、速すぎて瞬間移動したのかと思った

「…吹雪?」
「ご、ごごごごごうぇえんじくくくくんっっっ…!!!」

舌が回ってない

「どうしたんだ?」
「ぃいいい今っ…ひゅーって風が…!!」
「は?風?」

よく理解ができない。だから、なんなんだ?

「穴でも開いてたんじゃないのか?」
「そ、そそそそーだよねっ!!あっははははは…」

……こいつもしかして…

「ごめんね豪炎「吹雪、後ろに黒い長髪の女の人がい「ひゃぁああああああぁぁぁあぁあ!!!!????」


やっぱりな


「吹雪…おまえ…」
「うぅぅ…」

…何故?と疑問に思う

「またなんで…」
「さっきね…綱海君たちと怪談話してて…風丸君の話がすごく怖くて…」
「おまえ…合宿の肝試しは平気だっただろ?暗闇の校舎の中、一人で普通に戻ってこれるくらい」
「それは過去のこと!!僕は未来に生きるの!!」

意味がわからん。



「じゃあ、俺は寝るから」
「え、寝ちゃうの?」
「吹雪も早く寝ろよ」
「え…うん…」

小さい身体がさらに小さくなる。大体言いたいことはわかった。しょうがないな


「吹雪、一緒に寝るか?」
「え…いいの?」
「怖いんだろ?ほら、入れよ」
「…ありがとう!!」







次の日、二人は仲良く寝坊しましたとさ























えっとね




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