これのつづき

※閲覧注意
つづきというかその日から何度も呼び出されるようになって市丸のを処理したときに日番谷さんも反応しちゃってたら、という妄想を書いてもらいました







暗い、と言っても完全な暗闇ではない静かな廊下にやや急ぎ足の靴音が響く。

ゴム底なため、それとは気づかれないだろうけれどもいつもの冷静さを欠いているのは自分自身が一番よくわかっている。

少し先に誘蛾灯のような柔らかい明かりを見つけて吐く息も熱く感じてそこに足を踏み入れると、薄い水色のタイルに囲まれたひんやりとした空間。


多少小走りではいたけれど息があがるほどじゃないはずなのに、奥側の個室に身を滑り込ませるとドアを閉めて鍵をかけた。


バタン、

カチャ、


真夜中だからか、それさえもやけに大きく聞こえて心臓がばくん、と跳ねた。



「くっ…」


すぐさまドアに向かって腰を下ろし、ズボンと下着を一緒にずり下げる。


「く、そっ…」


もどかしげに上着の裾をたくしあげると、白い太ももの間から生えたソレにためらうことなく指を絡める。


「…ぁ、ふッ」


待ち望んだ刺激はいつもと違う気がした。
頭の奥がしびれるようになって性感に直結した手の中の竿がびくびくと震える。


「は、…ァッ」


たまらなくなって数回しごいていると、くちゅくちゅという粘着音にいっそうあおられる。




『ぁ、ソコ…ええ、』

『ちょ、声でけえって』

『やって、めっちゃ気持ちええ、…は、っ…、』

『…そろそろ、か?』

『ふ、ッ…ん、…』


病室のカーテンの中でひっそりと行われた行為は、初めて市丸からナースコールを押された日から三日と開けずに呼び出されていた。

日番谷だって健康な男子だからたまるのもわかるし、適度に抜いてやらないと身体に悪いことだって知っている。

一度、他の男性看護師に、と提案したら市丸は


「日番谷さんに言い出すんも恥をしのんで言うたんや。
これ以上恥ずかしい思いすんのいややもん」


なんて泣き出しそうな顔で言うもんだからついほだされて夜勤の日番谷の日課になりつつある密かな行為。

手のひらで受け止めた市丸の精液を軽く拭ったままトイレの個室に飛び込んだものだからまだ残る青臭い匂いが更に日番谷を刺激した。

しかも、


(ばか、やろ…ッ)


日番谷の手の中でぐんぐんと成長させながら唇の端から漏れる荒い息や、抑えきれない悩ましげな声は生々しさを伴って日番谷の下半身にダイレクトな変化をもたらした。

やけに色っぽいそれはまだ経験の浅い日番谷を容易に官能的にさせたのだ。


(アイツ…なんて、声、ッ)


『ぁ、ひ、つがや…さ、』


直後、ぐっと質量の増えた竿の先がびくんと震えて、それを合図に先端を指の腹でこすってやると熱情にまみれた声が小さく告げた。


『…イ、くッ』


ついさっき眼下にあったシーンが固くつむった眼の裏に蘇り、同時に自分の両手もいっそう激しさを増した。


「ぁ、…ひ、ッ」


鼻から抜けるような甘ったるい声を止められない。
手のひらに残った市丸の精液と自分の先走りが混ざり合っていくような感覚に熱く疼く熱の出口が、すぐそこまでやってきていた。



(イき、…そ)


「ぁ、ァ、…ッ」


最後のスパートをかけて激しくかぶりをふりながら市丸にしたように指先でその先端をぐりっ、と滑らせた。



「…ん、くッ…ふぁ、、ッ」


どくん、と精液の流れが手のひらに伝わり、強く閉じた目蓋の裏にチカチカと何かがスパークした。



(…なに、やってんだ、俺…)


大きく肩で息をつきながら手のひらに受け止めた乳白色の液体をぼんやりと眺める。


ついさっきも同じ状況がうす暗い病室にあったのに、わいてくるのは嫌悪でも背徳でもなく、



(何、考えてんだッ)


かすかに頭をもたげはじめた有り得ない想定にぷるぷるっと頭を振ると、指の間からこぼれた精液を手早く拭いて立ち上がる。

自分の放った匂いはやけに濃密で、濡れたペーパーを丸めるとへたり、となった自分のモノも軽く拭った。


レバーを引いてタンクの水を流し、少し湿った手でズボンを引き上げると個室から抜け出て手を洗う。

ふと、目の前の鏡に映り込んだ自分の顔を眺めて、かあっと頬が火照る。


「…っ、アイツ、」


鼻の横にぽつりと飛んだしずくはさっきのものだ。

薄く白いそれを拭うと、やはり指先がぬめる。

濃い匂いに慌てて顔も一緒に洗ったのだけど、不思議と嫌な気持ちはしなかった。




その僅か三時間後、異例ともいえる二度目のナースコールが市丸の病室から鳴り響いた。





――――――――

皆さん一緒に発狂しましょう!せーのっ!

きゃあああぁああぁああああぁぁああ!!!

日番谷くんの…日番谷くんのひとりあそび!
めちゃめちゃ萌えたー!
そして恥ずかしいー(/o\)

ギンヒツえろを書かせたら天下一品と定評のあるともいさんがやってくれました。患者×ナースの続きが読みたいと言ってくださった方がたくさんいたので、この萌えを独り占めしてるのはもったいないと思って、サイトに載せる許可をいただいてきました。

ほんとに読み終わったあとしばらくギンヒツショックから立ち直れませんよねーハァハァ(落ち着け


ともいさん本当にありがとうございました!




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