ジョウト地方
伝説では神が世界の原初にこの地方を作り世の混乱を治めたとされ、それ以来この地方は神の手によって統治されている。
(真実かは不明だが、少なくとも今いる神々が数百年単位で生ていることは事実のようである)
政治・宗教と言ったいわゆる“まつりごと”の一切をルギア、ホウオウを中心に神々が取り仕切っている。
まつりごとを行う場所は五重塔が二つ並んだ形から双雙塔(そうそうのとう)と呼ばれる。
ルギアが右橘塔(ゆうきつのとう)において軍事関係を、ホウオウが左櫻塔(さおうのとう)において司法関係を治めている。
それゆえ他の地方では公務員があたる地方行政の施行者も、ここでは基本的には全て神職という扱いになっている。
人と神の距離は近く、人々が塔の庭先まで入ることができたり、しばしば神が一般人のように一人で市中へ出かけることがある。
神は人々の深い尊敬と信仰を集めており、神職に就くことは憧れである。
一般的に神々のまつりごとに関わる神職に就くためには専門の神学校を卒業する必要がある。
--------------------
神学校
学部は大きく分けて
文官系の書院寮(しょいんりょう)
神官系の香祀寮(こうしりょう)
武官系の四方寮(しほうりょう)
の三寮からなり、各寮の中で更に細かい専門科に分かれている。
入学するには約20倍の高倍率かつ難易度の高い試験を突破しなければならず、入学しても卒業までに3割が退学する厳しい学校である。
また、卒業後は必ずしも武官の四方寮が右橘塔、文官の書院寮が左櫻塔に配属されるわけではなく、左櫻塔の警備として四方寮の卒業生が右橘塔の事務官として書院寮の卒業生が配属されることもある。

うちの1軍はみんな四方寮。
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -