きみは時々振り向いてあたしに気付く。そうすると口角を上げて少し笑う。嗚呼、あの笑顔が見れただけで幸運だなんてことは云われなくても分かっているし、それ以上を求めてしまいそうだけれど無理だということは知っている。
駄目だってちゃんと、わかっている。
それでもあたしはきみが恋しくて愛しくて好きでたまらないよ、こんなあたしを見てきみは滑稽だと哂いますか。でもきっとあたしはそれすらも愛しいと感じるのだろう。だってあたしは多分少しおかしいから。いいえ、たぶん、狂っている。嗚呼きみにならどんなことをされたっていい、ねえ、寧ろあたしを。ううんそれは云わないでおきましょう。兎に角あたしはきみが好きで好きでたまらないのだ。
だれよりもだれよりもだれよりも、だいすきよ、ねえ。そんなに夜空に輝いていて、どうするの。
(三年前の作品。名前変換なくてごめんなさい…ほんとに。)
2010/02/20