真っ白なシーツに埋まる彼女の体。
無防備に投げ出された手足に、たまらなくなる。
細くしなやかな腕、
すこし乱れた制服のスカートから覗く白く柔らかな太股、すらりと伸びる足。
噛み付いて舌を這わせたい衝動に駆られる。
それをしてしまえば、もう止められなくなってしまうだろう。
首元でたゆんだ黒い髪。
それを指に絡ませる仕草。
堪らない。
ギリギリのラインで保たれた俺の理性が、一瞬のうちに消えてしまいそうなほどに煽情的だ。
「ねえ、なにかんがえてるの?」
「え、いや、まあ」
突然の問いに戸惑っていると、彼女がくすくすと笑った。
「なあ、わかってんだろ?」
そう呟き、彼女の上に馬乗りになる。
首筋に、噛み付くようなキスをすると同時に、俺は理性を投げ出した。
(くすくすと笑っていた彼女が息を詰めたのがわかった。)
((あんなに熱っぽい視線を送られて、気付かないはずがないわ。))
2010/12/09