03


昼休み、赤司に呼び出されてから、結局名前は帰って来なかった




あいつらとはクラスが違うからどうなったかも分かんねぇ





それでも、妙な胸騒ぎは昼休みからずっと続いている








やっと放課後になったから、急いで名前のクラスに向かう




でも、探しても探しても見つからねぇ



名前の友達(多分そうだった奴)に声をかけたら



「私も知らないの、昼休みから、ずっと姿を見せてなくて」



と心配そうに言ってきた





まさか、いや、あり得ない




だが確信めいた嫌な予感がする





赤司と同じクラスの緑間に尋ねたら





「赤司は昼からずっと無断欠課なのだよ」





と返しやがった







当たった、嫌な予感





呼び出されたのちに、消えた2人






赤司、あいつが、名前をどっかに連れてった








そうとしか考えられない









なんでついてかなかったんだ!!と
昼休みの自分を呪いながら、足を動かす




目指すは、赤司の家だ




住所なんて知らねぇけど、さつきなら知ってんだろ








早く、早く行かないと、名前が危ない



そんな気がした








心配Lady
(頼むから、無事でいてくれ)









20120820







prev next


index top
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -