「ねぇ赤司君、私、赤司君の事が大好きだよ
 愛してる、だから、



 貴方の全部を、私に頂戴?」



「あぁ、そうだね
 僕の全てをあげるから、君の全てを貰おうか」










思えば私は、昔から人に対して注ぐ愛情が
多すぎたようで



小学生の時に付き合ったあの子は

「気持ち悪い」

と言って去っていき、



中学生の時に告白したあの子は

「お前は狂ってる」

と言い残して登校拒否になった






ただ




貴方の為なら何でもすると




髪を切る事も厭わない、爪だって貴方が望むなら剥ぎましょう


遠い昔、純真無垢な遊女がしたように、




愛の証に指だって送るよ


貴方が望むなら、この命さえも簡単に絶ってあげる









だから








貴方もこれくらいの事は私の為に出来るよね?






そう言って愛を告げただけなのに



私以外を見て欲しくないと思う事の
何がいけないの?



私の他に貴方の目に映るもの



その全てを憎いと思う事の何がいけないの?






男の子って



女の嫉妬、好きでしょう?







高校生


惚れっぽい私が本気で恋をした赤司征十郎君は
私が正しいと教えてくれた


──ただ少し純粋過ぎると付け加えて






「僕がする事言う事は全て正しいんだ
 


 だから
 僕が正しいという君も正しいよ


 安心して


 僕も君が好きだし、
 僕も君の全てが欲しい」




そう言って微笑んで私の告白に答えた
赤司君に私も微笑み返した








私は、やっぱり正しかったんだ





「赤司君、やっぱり私は貴方が大好きだよ」



「そんな事、知ってるよ」






こんな考えを孕む事が、おかしいとは思わない








だって彼は全て正しいんだから







さぁ、ここに変わらぬ永遠の愛を誓って









指切りを交わして



そして









相互剰独占欲
(嘘をついたら、針千本を超える地獄を貴方に)























20120818


いきなりこんな狂った愛でごめんなさい
でもでも
赤司様だし(黙れ

それよりも、
名前変換が無くてスイマセンでした
今度は甘くして
名前変換有で描こう、そうしよう←


イメージsong:ボーカロイド「指切り」








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