「僕たち一軍は練習後の休憩は手短に済ませ、
素早くミーティングを執り行う、そんな暗黙の了解的ルールがあったことを忘れて楽しく談笑か？」


「ち、違うんスよ!!赤司っち!!これには、えっと…」


「そうか、なら説明してもらおうか」


「だ、だからッスね…」


後ろでワーワー涼ちゃんと赤ちんがはしゃいでる

こんな楽しい日常が大好きだなぁ


『もういいじゃん、赤ちん早くミーティングしようよー(そんで帰りにアイス食べたい)』


「()の中がまる聞こえだ、名前」


『まじ？まぁなら早くー』


「なんスか、名前!?まさか俺を助ける為に赤司っちに申告…」


「『違う』」


「な、赤司っちも名前もひどいッスよー」


「『(…犬だ)』」


俺も入って皆で楽しくやってから、
やっとミーティングが始まった


そこで驚くべき事実が発覚した


「あぁ、言い忘れていたが、灰崎を退部させた
これからは正式に涼太がスタメンだ」

　・・
『あの灰ちんを退部させたの？よく出来たね、そんなこと』


「当然だ、僕に逆らう奴は親でも「灰崎って誰ッスか？」

……黄瀬、後でちょっと来い」


「え!?何スか!?何で俺が呼びだし!?つか何で名字!?」


「うるさいぞ、黄瀬」


「うっせぇぞ、黄瀬」


「うるさいです、黄瀬くん」


『…で、灰ちんが誰か、って事だよね』


「え!?名前に至ってはスルーっスか!?スルーなんスか!?」


ｺﾞﾝｯ


「痛いッス!!誰スか!!今俺を…」


「「「「黙れ」」」」


うわーん、ひどいッスー、とか言ってる涼ちゃんはおいといて話を進める


『灰ちんはねー…人の技を奪うんだよ』


「それって、俺と一緒って事ッスか？」


『ちょっと違うなー、説明難しいから、赤ちん、パース』


「放り出すな…まぁいい、どのみちお前にもいつかは
説明しなければならなかった事だしな」


「灰崎っつーのはな…さつきを、さつきを…!!!」


「桃っちが…どうかしたんスか？」


「桃井は…灰崎に強姦されかけたのだよ」


「!!!それって…」


『もうやめなよ、さっちん、震えてる』


そう言ってさっちんに胸を貸してあげる

だって身長高いし、そこらの奴よりは


「ありがと、名前ちゃん」


蚊の鳴くような細い声でお礼を言ってくれたさっちんを
もっとギュってする


「す、すまなかったのだよ…」


「で、でもでも、何でそんな奴が今までバスケ部にいたんスか!?
そんな奴、即退部に…!!」


「出来なかったんだ」


「…え？」










20120831



赤司様の口調が分からん^p^←














[back]