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時は遡り、世はキセキが活躍せし帝光中学時代



この物語は、そんな中で翻弄されながらも
 
頑張っていく、紫の少女のお話───





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ピーーーーーーーーーとホイッスルが鳴り響く体育館



「今日の練習は終わりだ
自主練したい者は第二体育館へ、
一軍メンバーは次の試合に向けてミーティングだ
各々の休憩が済み次第ミーティングを始める
場所は第3ミーティングルーム

以上、解散」



徐々に散っていくメンバー達にまぎれて残る一軍メンバー


その中でも一際目立つのが『キセキの世代』




「はぁー疲れたッスー」


「何を言っているのだよ、これからが本当に疲れてくる事くらい、分かっているだろう」


「分かってても言いたくなるんスよー、分からないッスか?」


「俺にはさっぱり分からん」


「僕にも分かりません」


「黒子っちまでひどいッス!!
名前なら分かるッスよね、ね!?」


『んー…分かんない』


「名前もッスか!!皆して酷いッスよー!!」


「どこが酷いのか分かりません」


「俺もだ」


「つーか早くミーティング行かなくていいのかよ
赤司キレんぞ」


「青峰君、いつからいたんですか」


「オメーにだけは言われたくねぇよ、テツ」


「青峰の言う事も一理あるな、早く行かんと明日の練習メニューが……」


「それを先に言っといて下さいッス!!
そうとなれば早く行きましょう!!名前」


『そうだねー』


「…いえ、もう遅かったみたいです」


「どうしたんスか?黒子っち…って、げ!!赤司っちじゃないッスか!?」

















20120831

















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