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あの日のぼくにさようなら

 永遠なんてないと知ったのは、初恋の女の子と会えなくなったあのときだ。あの頃の俺っちはあの子とずっと一緒にいられると思っていたし、いつかあの子をお嫁さんにして、幸せな家庭を築くんだって思ってた。でもすぐに離ればなれになって、俺っちは道を間違えて、そして、取り返しのつかないことをした。
 悔やんでも悔やみきれない罪を、俺っちは過去にしたりしない、そう決めた。きちんと向き合って、償いをして、みんなのために生きていく。みんなのために前を向く。みんなのために、出来ることを何でもやる、そう、他でもない自分自身に誓ったんだ。
 そして今、俺っちの隣には大好きななまえチャンがいてくれる。怖そうに見えて優しくて、世話焼きで、とっても可愛いなまえチャンを、俺っちは全身全霊で幸せにしてあげたいと思う。俺っちの、俺っちにしか出来ない方法で、なまえチャンのことを笑顔にしてあげるんだ。一緒に、2人でゆっくりと手を取りながら、前に進んでいきたい。
 だから俺っちは――初恋に、さようならをする。


×××さんには「永遠なんてない」で始まり、「だから、さようなら」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば6ツイート(840字)以内でお願いします。
#書き出しと終わり
https://shindanmaker.com/801664
20180625
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