短編 | ナノ

君、見つけた(4/5)



「★ー!!ありがとなー!本当、お前はいい女だ!!」

大きな声で言うサッチの言葉にエースはそっちを向いた。

「こんな働き者の嫁がいたら最高だよなー!!」

見れば必要以上に★と近い距離にいるサッチを見つけてエースは駆け寄った。

「よし!!★!!俺の嫁に……」


「バカ、サッチ!!★は俺のだ!!」


「え?エース隊長……?」


★を含めその場にいた全員がポカンとしていると


「……え?あ、ち、違う!!俺の隊の隊員だ!!」


真っ赤になるエースと★。


「エース隊長ったら、最近★の話ばっかりするんですから、いい加減くっついちゃえばいいのにー!」

ミントはそう言って笑った。

「へ?」


何が起こってるんだろう?

まだ★はポカンとしている。


「バカ言うなよ!!★、ちょっとこい!!」


俺の事を隊長として慕っている★にこれ以上自分の気持ちを気づかれてはいけない。

エースは★の腕を掴んで必死で言い訳を考えていた。


「エース……隊長……」

そう呼ばれ振り向くと……

「★……」

真っ赤になって目を潤ませている★がいた。


あぁ、俺は……



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