短編 | ナノ

熱(1/6)




「よぉ」

「またあんたは人の部屋勝手に・・」

「細かいこと気にすんな」

ニィっと笑ったエースの顔はいつもと違って子供っぽく見える。

「食後の運動、付き合ってやるよ」

その顔に色気が混じる。

この顔にいつもやられてしまうのだ。

「別にしたくないんだけど」

「俺はしたい」

強引な口づけにいつも流されてしまう。

今日のエースはご機嫌だ。

その理由を私は知っている。

私はそっと瞳を閉じた。







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