短編 | ナノ

かまってよ!



CAST ゾロ


かまってくれなくちゃヤダ!!

そりゃぁ毎日いるし

いつでも会えるかもしれないけど

でも・・二人きりなんて全然ないのに・・

ゾロはいつでも鍛えることばっかり。

町に上陸して船番は二人で

ようやくいちゃいちゃできると思ったのに!!

ゾロがそういうキャラじゃないって言うのはわかってるわよ。

でも・・でも・・二人きりの時は違うとかさぁ!!!!

そうじゃなくても一応恋人同士なんだし!!

甘い雰囲気をかもし出してくれても・・・


「おい、何拗ねてんだ」

「拗ねてなんかないわよ」

素直じゃない私も私だけど・・。

「拗ねてんじゃねーか」

ため息をついてそばによってきてくれるゾロに

にやけそうになったのを隠すように顔を体育座わりの腕にうずめた。

「機嫌なおせ」

ポンとおかれた掌はおっきくて皮が厚くて独特の手。

「汗臭い」

「てめっ・・シャワー浴びてくる」

「嘘」

「はぁ?」

「嘘だから・・そばにいて」

ちょっと勇気を出して言った言葉に顔をうずめたままでもゾロが赤くなってるのが伝わってくる。

「しょーがねぇなぁ」

このまま二人でお昼寝・・

なんてのもいいかもしれない。


prev / next

表紙
[Top]

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -