「なぁ、サカズキ」
執務室で二人きり、名前を呼べば一瞬だけ交わった視線はまた書類へと戻された。
「愛してる」
言い慣れない言葉は少しぎこちないが、それでもサカズキの動揺を誘えたようだ。
「なんじゃあ、気色悪い」
「ひでぇ言われようだな。一応、恋人だぞ?」
「ふん、普段の行いが悪いんじゃ」
普段言わないのは、顔を真っ赤にして必死に澄ました顔をするお前が見たいから、ってのは俺だけの秘密。

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【サカズキの場合】
愛してると伝えたら相手は突然なんだと気味悪がった。ひどい言われようだと抗議すれば普段の行いが悪いと言い返される。それもなんだか嬉しいのは惚れた弱みだろうか。
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いつまでも初々しく

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